飛鳥山公園

訪問日2023/08

あちらも渋沢、こちらも渋沢。王子駅高架下を出ると渋沢栄一に関する博物館の宣伝広告の並びと出会う。そちらから歩いてすぐの山がちなところが飛鳥山公園の入り口だ。
不思議な形をした乗り物を発見。箱の形は似ているが、ロープウェイではない。 ケーブルカーに近いがそうとも言い切れない。近づいて名前を確認。
「飛鳥レールパーク アスカルゴ」
外から見ると驚くほど急斜面だ。人間であればこの急斜面に悲鳴を上げるところだが、この乗り物は静かに、確実に登っていく。高台に登れば木々が多く生えている大きな公園だ。
散策する道中にはやたら石碑が多い。私が最初に見たのは「象山先生櫻賦の碑」。「象山」も「櫻賦」も分からない。よって解説の内容も理解できない。この時は暑さという言い訳を逃げ道にして先へ進んだ。
（あれから大分経って、散策記録を綴るために半ば仕方なく、「象山」や「櫻賦」について調べてみた。「象山」とは長野の方の武士兼儒学者を務めた人物で、明治維新の進むべき道標を与えた大先輩の下の名前だ。「櫻賦」とは桜をモチーフにした文体で、桜の花は遠くまで香り、それは私が幽閉され誰にも会えずとも自らの愛国の志が遠くまで行き渡っているのと同じだ、という趣旨のメッセージだそうだ。桜の香りの広がりと、自らの強い意志が同時に表現される素晴らしい文意を、暑さのせいにして直視しなかった私の無知は幾月もこの世を彷徨っていた。）
ほかにも、「船津爺碑」(農業指導者の功績をたたえる)、「飛鳥山碑」(徳川幕府八代将軍の吉宗がこの地に公園を整備したことを記念する)といった石碑も私の散歩道中に発見した。
次に渋沢庭園を発見。ここ飛鳥山の主人公、渋沢公の庭園かと期待して覗くも、広がっていたのは日本庭園とはかけ離れた、雑木林のような光景であった。ただ、ここにある解説書きが、この場所に存在していた昔の邸宅が先の戦争で焼失したことを記していたおかげで、今の姿の背景を知ることはできた。
それはそうと、暑さが厳しい。水飲み場を見つけては、水を飲み、体内での干ばつを防ぐ。それでも展示されているSLや路面電車などを見ようと歩みを進め、ついに噴水広場まで歩ききった。そこでは多くの子供たちが涼を求めて水に夢中であった。

実家が王子にあり、子供を連れて帰省した際に寄りました。自分が子供の時と変わっているところ、変わっていないところがあり、新しさとなつかしさが混ざっていました。
遊具そのものは当時からそのまま残っているものが多く、自分も、自分の子供たちも、同じ遊具で楽しめていることになんとも言えないうれしさがありました。
というような感慨深い体験などがなくても、大変いい公園ですので、大人も子供も楽しめる場所です。

桜の名所として名高い場所ですが、他の季節でも美しい風景が楽しめる公園です。
訪れた12月中旬でも、名残りの紅葉・黄葉を見ることができました。

園内にはいろいろなものがあります。都電やSLも置かれた広い遊具広場、3つの博物館（ただし渋沢資料館は休館中）、数多くの記念碑やモニュメント等々・・
散歩やジョギングをする人、広場で遊ぶ親子連れなど、週末とあってたくさんの人でにぎわっていました。

公園は高台にあって、JR王寺駅からはすこし急な階段を登る必要があります。日中時間帯ならパークレールという無料の乗り物も利用できます。

JR,南北線の王子駅または都電荒川線の飛鳥山公園すぐにあります。自然、歴史、遊び場、博物館、モノレール…見どころ満載で子どもも大人も楽しめる大きな公園でした。
私が行った日はちょうどイベントをやっている日で、ものすごい人でした。子ども向けの遊具もかなり充実していました。公園から電車も眺められます。小さいですが、新しいカフェレストランやスイーツ店もあってお洒落な雰囲気でした。色んな楽しみ方ができそうです。

子供向けの遊具が充実していました。
また蒸気機関車が置いており見れるようになっていたり、子供が水遊びをするスペースもあり非常に子どもを連れて散歩するには良いところでした。

また渋沢栄一さんの歴史がわかる渋沢史料館や晩香廬（ばんこうろ）や青淵文庫（せいえんぶんこ）があるので渋沢さんの功績などを知りたい人にも非常に充実した施設がありました。

私は渋沢さんの歴史を知りたくて行きましたが、色々な方が楽しめる貴重な公園だと感じました。

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