野外民族博物館 リトルワールド

いや〜南イタリアの世界遺産、石積みのトンガリ屋根と純白の壁が特徴のアルベロベッロの伝統住居「トゥルッリ」が間近で拝めるとは思いませんでした。多分、一生見る事は無いと思ってましたから。こういう大きさと構造だったのか、大感激！！

旅行番組で紹介されていた、アルベロベッロの美しい景観に魅せらて以来、是非本物を見たいと思い続けていたのですが、主要都市からのアクセスが悪すぎるんですよねココ(笑)。
バスや電車が少なすぎで、泊まりは必須になります。だったらその時間で他に見たいものが、イタリアには沢山ありすぎるのです。

ここは日本のみならず世界各国の住居や宗教施設を、現地のそのままの姿で移築した本格派の野外博物館です。再現度がとにかく素晴らしい。場末の遊園地の展示家屋のような安っぽさは全くありません。

もう一つ、博物館で確認したい住居がワタシにはありまして、それは北海道の「アイヌ住居」です。
余談になりますが、幕末にロシアの南下に備えて、江戸幕府は会津藩等から人を募って北海道に警備隊を配置します。それで駐屯地に宿舎を建築したのですが、それを見た地元のアイヌの人々は「その構造では冬を越せないから止めた方が良い」と忠告してくれました。

しかし、それを無視して越冬を強行した警備隊は、体を壊す者が続出して全滅に近い打撃を受けてしまうのです。北海道の寒さは火鉢と日本人得意の「ガマン」で、何とかなるようなものではありませんでした・・・。
この話を聞いて以来、日本の伝統住居とアイヌ住居の構造の違いに興味があったのです。

現物を見ると、なるほどアイヌの人々の寒さへの知恵と経験が集約されたものである事が分かりました。まず出入口には必ず副室を設けて、極寒の外気が直接室内に入らないようになっています。また床下は作らず、貼り床として地面をそのまま生活面としていました。そりゃ通気のために零下30度の風が吹き抜ける床下をワザワザ作るのは馬鹿げているでしょう。

また地面を生活面とする事に抵抗がある人もいるかもしれませんが、火を焚くと空気だけではなく地面も温められ蓄熱されるので非常に暖かいのです。一見原始的にも思えますが、実に合理的な構造です。壁も厚さ10cm程度の藁で作られ、保温・断熱性に優れています。

隣にあるのが日本最南端の石垣島の民家なので、その対比が非常に面白いです。こちらは通風性や涼しさを追求した家なので壁らしい壁は無く開け放しで、床下を爽やかな風が吹き抜け湿気を防ぎます。

こうして見ると日本の伝統家屋は、たとえ寒冷地の東北といえども南方系の影響が非常に強い事が分かります(博物館内・山形住宅参照)。「アイヌ住居のような構造にすれば良いのに」思いましたが、
そうなれば別な習俗・文化を持つ異民族として扱われ、ヨーロッパなら国が別になっていたかもしれません。

幕末の北海道警備隊ではありませんが、たとえ全滅するような事になっても自らの文化・習俗を変えるのは容易なことじゃないんです(笑)。このような直接比較が出来るのも、一箇所に家屋が集まっている博物館ならではで、実に楽しい思索(妄想？)の時間を過ごすことが出来ました。

入場料値上げしてからの再訪になります。駐車場料金1000円を支払い受付へ。入場料2200円とワンコ入場料300円を支払いワンコの誓約書を記入して入場。皆さんのクチコミにある様にワンコ同伴でほとんどの建物に入る事が出来ず外周を歩いただけになりました。入場から退出まで60分（笑）。ほとんどが、各国の食べ物か、お土産屋さんのショップ（笑）。建物は、各国代表的な古民家です。建物内は、その時代に使われていた道具類です。国に依って色彩感覚の違いが面白いかな。

子供の頃から大好きな施設ですが、15年ぶりに行ったら大人になってからの方が楽しかったです。
チケットは割引になる方法がいくつかあるので事前に調べてから行った方が良いです。
季節ごとにイベントがあるので、その辺も調べてから行くと更に楽しめます。
園内は様々な国の施設は勿論、土産屋と飲食店があるのが楽しいです。
飲食店それぞれで置いてあるアルコールが異なるのも非常に楽しいポイント。
お酒が飲める方は更に楽しいと思います。
土産屋も全てコンセプトが違うので是非全部回ってください。
お金使えるポイントが多いので、大人になってからの方が楽しいです。笑
ちなみに夫婦ふたりで衣装を借りて撮影もしました。
その辺に羞恥心がない方は更に楽しめる施設です。笑
私たち以外にも大人だけで仮装してるグループがあったので、皆さんも是非！
しっかり回って、お土産買って、食べ歩きして、仮装して...としていたら開園からいたのに夕方になってました。
遊び方次第で楽しめる幅がかなり変わる施設です。

名前の通り、世界一周旅行をしてるような気になります。
海外の名物が食べれたり
お酒を飲みながら回れたりします。

坂道が多いので幼児の子でも疲れてしまいますので
ベビーカーがあると便利かと思います。
雨の日はおすすめできません。

園内にはバスも走っており
有料ですがバスに乗ってラクすることも出来ます。

夏休みは花火が上がります！
イベントもたくさんやっており
定期的に美味しいものを食べる旅に行きたくなる場所です。

世界一周大体2.5キロ。
しかも高低差がかなりあります。
一日乗り放題大人500円、子ども300円のバス、10分間隔で運行しているのでオススメです。
世界各国の家があり実際に家に入って生活様式を見学することができ、民族衣装を借りて（500円）記念撮影もでき、さらにその土地のグルメを堪能できます。食事はテーマパークの割に良心的な値段設定です。
夏は暑く冬は寒く雨の日もお勧めできませんね。。
それぞれその生活環境に即した家なのはわかりますが、きっと時代は統一されていないと思います。きっと今はそんな家に住んでないし、アイヌの家とペルーの家では時代も多分全然違うと思います。説明の看板もところどころあるので、いつごろの家か注釈があるとなおいいと思いました。
民族衣装は女の子はヨーロッパ圏のドレスや南米のカラフルなスカートがとっても可愛かったです。80サイズからあるところもあるので子どもと一緒に着たかったですが、時間がなくて諦めました。
あと時間は最後のお土産売り場の分もぜひ残しておいてくださいね！
世界各国のお酒やパンやハム、チョコレートなどの食品からアウトレット雑貨まで自分用に買いたいものがたくさん！目移りしちゃいます。