Temple dating to the 16th century & headquarters of the Hongwanji sect of Jodo Shinshu Buddhism.

Nishi Hongan-ji Temple

（顕如の三男の）准如及びその子の良如、さらに次の寂如の時に西本願寺は大きく変貌したと言わねばならない。それはまったく武力を捨てた新しい宗教的権威としての西本願寺の出現である。それは武力でもって日本を支配しようとする幕府とも、古い権威でもって崇められる朝廷とも違った、一つの揺るぎない宗教的権威を持ち、多くの民衆に支持される本願寺王国の建立といっても良いかもしれない。（梅原猛著『京都発見９』171頁）

西本願寺は15万石ぐらいの大名の格があったと言われるが、私はそれ以上だったのではないかと思う。なぜなら信者の自発的寄進により、権力による強制がなくても自然に富が寄ってくるからである。そのようなことは世俗的な権力ではとても期待できない。しかもこの大名は明治時代になって廃藩置県で諸大名が職を失ってからもなお存在し続けたのである。（同171ー172頁）

（対面所の）二つの玄関といい、白書院と対面所の関係といい、まだこの建物には解けない謎が多くあるが、本願寺の芸術を愛した西本願寺門主の准如、良如が、渡辺了慶という狩野光信の弟子の優れた絵師に目をつけ、このような華麗な障壁画に飾られた建物を建てさせたと私は思う。（同186頁）

とのことで、浄土真宗という、各種仏教の宗派の中でも最も間口が広い教えの浄土真宗だからこその巨額の寄進によってこれだけのでかい伽藍が具現化したのでしょう。

信長と和解し、秀吉とも懇意にしていたことも大きいかもしれません。今の西本願寺の敷地も1951年に秀吉から寄進された土地。（信長との和解に反対した顕如の長男の教如が別宗派「大谷派」を立ち上げ、家康の寄進によって東本願寺を建立）。

今回は冬の京都の特別拝観で、国宝飛雲閣の外観と庭園を拝観（大人800円）。

三段構えになった飛雲閣独特の構造が目の前でみられた貴重な体験でした。

1日4回の無料の境内で、藤田住職さんと境内を廻る。
床の一富士二鷹三茄子は、阿弥陀堂北側出口から出て右側、南に曲がるまでに固まって有る🏔
御影堂周りには、魚や軍配が有った🐟
最後に、参拝記念のカードをいただく。全部で24種類あるとのこと。
とても丁寧に案内していただいた。
特別公開の披雲閣は中も狭くて、見るところも少なくクオリティでは800円は高すぎ💦
ただ、本願寺は身分、男女、年齢など関係なく、誰でも救いたいって方針とのことで拝観料が無料❗
それを考えて加味して納得した😅

堀川道りに面している表側ではなく脇道を行くとそこには煌びやかな国宝の唐門が。しかしひとたび境内に入ると古き良き佇まいと喧騒を忘れる荘厳な建物とピーンとした空気感が、朝訪れるにはとてもピッタリでした

23年11月15日、「令和5年度京都非公開文化財特別公開」の「飛雲閣・滴翠園（てきすいえん）」「書院（浪（なみ）之間・太鼓之間）」に行ってきました。
どちらも写真撮影不可でした。滴翠園の飛雲閣前の滄浪池の岩の堤が、ゴツゴツと力強いのに池の水は豊かで、飛雲閣も優美でとても美しかったです。
飛雲閣の2層の杉戸絵の三十六歌仙の絵が外からも見えて面白かったです。
書院の浪や太鼓の天井画、障壁画も素晴らしかった。
御影堂前のイチョウがほんのり紅葉していました。

京都駅から徒歩範囲に大きな寺院があるのは京都らしいですね。

本堂の可愛い廊下の修繕には笑顔が出ました。発見するのも楽しいと思います。

更に唐門。守衛さんの話では修繕直後には柱に顔を映るほどピカピカでしたと教えて頂きましたがとても綺麗な門でした。少し進んだ所にある門から外に出て外から見る唐門も見応えがありました。

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