寺田屋旅館

前回と一週間たたない間に別の団体で再訪、そしてここが偽物である事を知る。江戸時代の建物は焼失し、明治の再建であり、刀傷も風呂も偽物だということでした。ネットで調べたらそのとおりでした。それで600円はぼったくりでしょう。なんと3度も騙されていたのです。とほほ

坂本龍馬が襲撃された寺田屋を見に行きました。
商店街から、昔ながらの建物と新しい建物が入り混じった中を4，5分歩いて行きました。

寺田屋の庭には　たくさんの石碑が。
坂本龍馬の像は　思ったより　小さかったです。

前のコーヒー屋さんからも寺田屋全体が
コーヒーを飲みながら見れました。
寺田屋に三十石船が往き来していた川の流れと柳が　時を感じさせてくれました。

司馬遼太郎のおかげでぼったくりができている寺田屋、どう考えても600円はない、200円がせいぜいです。刀疵も襲撃時のものという証拠はなく、ただの古い建物です。無駄金を使いたくない方は、外から鑑賞しましょう。それで十分です。

雰囲気のある、歴史を感じることのできる旅館です。坂本龍馬の生きていた証を拝見することができます。古い旅館ですが行く価値はあると思います。
一つ一つの部屋を周ると歴史を感じるのですが、図を見る能力が低いのか見取り図を把握しにくかったのはありました。
坂本龍馬を滞在先にした小説や書物が本棚に並んでいて圧巻でした。
また旅館で売られているパロディのステッカーが可愛い。

薩摩の急進派と慎重派が衝突した騒動や、京都奉行に襲われた坂本龍馬が危機一髪で逃れた事件。それらの舞台になった寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼けてしまいました。

今の旅館は後に再現されたものです。柱に残った刀痕とか弾痕とか、演出が過ぎる気がして、建物の中までは見ませんでした。その代わり、本来の寺田屋の跡地だという庭園をじっくり見物。寺田屋騒動の碑や坂本龍馬の碑など多くの記念碑がありました。

濠川など周辺を合わせて見て回り、当時の地形や町並みを想像。その情景の中に立ち、幕末の出来事を追ってみる。そうするだけでも訪れる価値は十分にあります。